わからないこと、できないことが多い状態は、精神的な負担が大きい。精神的な負担を軽減させるためには、わからないことやできないことを洗い出し、対策の検討を実施するのが効果的である。これは仕事上で感じている不安の解消にも効果的な方法だ。

たとえば、就職したばかりの頃は、何もわからない、できないのは仕方ないことだ。初めは誰もがこの状態からスタートするため、地道に学んでいく心掛けが大切である。入社してから時間が経過すれば経験値が多くなるため、自信を持って取り組める業務数が増える。しかし、時には理解するのが難しかったり、ミスを重ねてしまうことによって、不安を感じてしまう場合がある。この際、頭の中で考えて答えを出すよりは、悩んでいる部分を洗い出す作業として、紙に書き出す方法が有効だ。紙に書き出す作業は、思考を整理する上でメリットのある行動と言える。そのため、仕事で躓いていること、ミスをしてしまうことを紙に書き出すことで思考が整理され、原因の判明とベストな対策の実施を実現することが可能になる。

悩みを洗い出す時は、気になることは全て書くという姿勢が大切だ。書いた量が多ければ、色々な部分に原因があると予想できる。また、予想していたよりも量が少なかった場合は、それほど大きな悩みではなかったと前向きに捉えることができるだろう。ただし、悩みが少ないといっても、仕事に抱いている不安にはかわりない。したがって、しっかりと原因を突き止め、不安への対策を検討する必要がある。